こんにちは。
ヒロです。
すっかり秋の陽気ですね。
昼間でも快適に過ごせるこの季節は、
キャンプ、釣り、サーフィンなど、
外遊びをしたくてたまらない、
自分です。
そんなアウトドア好きな自分ですが、
特に好きなブランドがあります。
それが日本(新潟)生まれの
「Snow Peak」というブランドです。
機能面やデザインも好みなのですが、
マーケティングに対する考え方がぶっ飛んでいます。
マーケティングの書籍などを見ていると、
さまざまなテクニックについて解説されていますが、
多くが心理学に基づいているということをご存知でしょうか?
普段、私たちが当たり前のように活用している
Webマーケティングテクニックも、
多くが心理学の応用からなっています。
小手先のテクニック論に走りすぎると、
大事な本質を見失ってしまいますが、
適度なテクニックは必要でしょう。
ということで本日は、
ライティングというより、
マーケティング的な要素が強いですが、
こちらです。
心理学を使った6つのマーケティングテクニック
普段なにげなく、あなたも使っているものから、
「そういえばあの教材のステップメールには、
このテクニックが使われていたのか」
というような発見もあるでしょう。
それではさっそくいきます。
【1】初頭効果
字からも何となくイメージが湧くかと思いますが、
ユーザーが最初に抱いた、
第一印象が強く印象に残るというものです。
まだ関心の高くないユーザーに対して、
価格やベネフィット、サービス内容などを、
一番最初に伝えることで、
そこでの良い印象がずっと続く
というものです。
ブログでもメルマガでもそうですが、
冒頭に一番の強みやベネフィットを入れることで、
その後もずっと良い印象で読み続けてもらえる
というテクニックになります。
【2】バンドワゴン効果
バンドワゴン効果というのは、
その教材を活用する人が多ければ多いほど、
満足感や安心感が増してくるというものです。
この教材を手にしなければ、
多くのユーザーに取り残されてしまうという
逆の使い方も効果的です。
「多くの人が利用している」
「利用しているのが当たり前」
というような表現のライティングをすることで、
バンドワゴン効果が期待できます。
【3】バーナム効果
いわゆる「自分ごと」というものです。
冷静に考えると、
多くの人に当てはまるものなのにもかかわらず、
自分のために記載された内容だと思い込む行動心理のことを言います。
例えば、
「最近、仕事が上手くいっていないのでは?」
「将来のお金が心配なのでは?」
というように、
ユーザーが思わず自分のことを言っていると
思ってもらうのがポイントです。
【4】コントラスト効果
「松竹梅」の3コースで提示されている
商品やサービスを見かけたことがあるかと思いますが、
その多くがコントラスト効果を狙っているものです。
高額な商品を見た後に、それより安い商品を見た時、
その商品を価値以上に安いと感じてしまう心理的効果のことを言います。
例えば、
Aコース:8,000円
Bコース:5,000円
Cコース:3,000円
こう言われると、
5,000円のコースを選びがちですが、
Aコース:5,000円
Bコース:3,000円
こう言われると、
ほとんどの方が3,000円のコースを選ぶでしょう。
【5】権威への服従原理
これは「権威性」
とも言われたりします。
権威のある人や専門家の言葉であれば、
間違い無いだろう、
というようにユーザーに
思ってもらうことができるテクニックです。
【6】損失回避の法則
人は得するためよりも、
損をしないために行動することの方が多い、
と言われております。
その商品を買うことで得られるメリットよりも、
購入しないことでもたらされるデメリットを訴求することで、
成約率の向上が期待できるのです。
しかし、このテクニックは使いすぎると
煽り文句になりがちなので、注意が必要です。
「この快眠まくらでグッスリ眠れて
質の高い睡眠を手に入ることができます」
と言うよりも、
「グッスリ眠れない一番の理由は
自分にあった枕を選んでいないことが原因なのです」
と言われた方が多くの人が行動するでしょう。
いかがだったでしょうか?
このようなマーケティングに関わる、
テクニックというのは、
使いすぎも考えものです。
本当にユーザーのことだけを考えていくと、
次第にマーケティング要素が削がれていくものです。
これこそが、
究極のマーケティングなのかもしれません。
あなたがメルマガやブログで、
セールスライティングをする際には、
ほどほどに本日ご紹介した
心理学テクニックを活用してみてくださいね。
追伸
冒頭でお伝えした、
「Snow Peak」というブランドですが、
なんと広告費が0円なんだそうです。
そもそも「広告」というワードが、
会社内で飛び交うこと自体が
ありえないということでした。
それにもかかわらず、
これだけのブランディングが
育っているのは、
本当にすごいですよね。
同社が言っていたことで、
特に印象的だったのが、
「マーケティングをしないことこそが、
究極のマーケティングだ」
と言っていました。
こんなことをサラっと言える、
マーケッターになってみたいものです。
それでは、今日はこの辺で。
またいろいろと
勉強して
お伝えします。